なぜ!?鶴野部長は仕事中なのに漫画を読んでいるのでしょう?その後ろで細井さんと太巻さんは何に気付きました・・・。
社長室で必死に「マンガマーケティング中でした!」と謎の弁解をした鶴野部長。もちろん社長にはマンガマーケティングは伝わらず。それもそのはず、マンガマーケティングは漫画を読むことではありません。
社長にマンガマーケティングについて「明日までにレポートにまとめて来ないと給与カット」と言われてた鶴野部長・・・焦ってます。
あぁ~どうしよう~ |
大丈夫でした?鶴野部長。 |
大丈夫じゃないよ!君たちのせいで社長に怒られちゃったじゃない。 |
どんまいです。 |
マンガマーケティングって何なの? マンガを読んでどうやって活かすの!? 早く教えて! |
鶴野部長と一緒に学ぼう!マンガマーケティングとは!?
最近、広告効果が落ちている?
メルマガ広告、バナー広告、リスティング広告、SNS広告、ランディングページ、オウンドメディア・・・効果があまり出ていない。と悩んでいるマーケティング担当者にマンガを使った新しいマーケティング手法を解説します。
そうそう、うちのオフィス用品もインターネットでは売れてなくて・・・ 部長として辛い。 |
鶴野部長、これからですよ。 |
その新しいマーケティング手法が「マンガマーケティング」です。
マンガマーケティングとは
マンガをマーケティングツールとして活用するマーケティング手法です。
そのために、ターゲットとするユーザーのペルソナ、集客方法、KPI(重要業績指標)、目標CVR(成約率)、目標CPA(顧客獲得単価)などを設定し、マーケティングの視点に立ってマンガの制作、活用方法の企画・設計を行います。
・・・。 |
・・・。 |
下でもう少し分かりやすく説明してくれているみたいです。 |
マンガマーケティングの活用例
例えば
バナー広告
バナーに漫画を活用します。
2~3コマくらいの漫画で次のコマ目が気になるようなストーリーを制作します。
わっ!これ、続き読みたい! |
クリックを誘ってサイトへ誘導。 |
ランディングページ
ランディングページに漫画を導入してみましょう。
リスティング広告経由で訪れたユーザーに合わせた漫画を載せます。
例えば
「FAX機 オフィス用」
と検索したユーザーが訪れたランディングページで、目に入った漫画の1コマ目が、なぜかFAX機を持ち上げている主人公から始まっていたらどうでしょう?
きっと何かとんでもないことが起こったんだろうね。 |
続きを読みますな。 |
漫画を読み進める中で、今のFAX機に対する不満に共感し、商品となるFAX機がどれだけオススメなのかが分かりやすく解説されていれば、自然と興味を持ってもらうことができます。
これがマンガマーケティングの力です。
マンガって遊びじゃないんだよ!
マンガ!?ビジネスは遊びじゃないんだよ!と思う人もいるでしょう。特に日本人は幼いころから娯楽としてマンガに慣れ親しんできました。そのため・・・
マンガ=娯楽
というイメージが強いので、ビジネスと結びつかないという人もいるでしょう。
確かにマンガって面白いですもんね~アハハ |
太巻くん!漫画読まない! |
しかし、マンガとビジネスの相性は抜群です。なぜか?
ビジネスで重要な3つのポイント
商品やサービスページに・・・
1.いかに興味を持ってもらうか
2.いかに読んで(聞いて)もらえるか
3.いかに魅力を分かりやすく伝えるか
うんうん、そうだね。 |
でもどれも難しい。 |
しかしマンガにはこの3つのポイントを同時に解決する力あります。
マンガの3つの魅力
1.興味を持たせやすい
2.読んでもらいやすい
3.難しいことも分かりやすく伝えることができる
なるほどね~文字だけよりも漫画の方が「おっ、読んでみよう!」ってなるかもね。 |
このようにビジネスでの重要なポイントとマンガの魅力は一致します。つまり、マンガによって興味を持たせ、読んでもらい、魅力を分かりやすく伝えることができるのです。これがマンガとビジネスが相性抜群の理由です。
うちのオフィス用品たちもマンガにすれば売れるんじゃないですか? |
マンガ作ろう!細井くん絵得意だったよね? |
ちょっと待ってください。漫画は作るだけではダメです。
マンガを制作するだけならマンガが描ける人にお願いをすればいいかもしれません。
しかしマンガを制作することがマンガマーケティングではありません。マンガマーケティングは、マンガをマーケティングツールとして活用すること。マンガを制作して終わりではなく、必ずその先の「効果」を考えることが重要です。
マンガを制作してどんな結果を得たいのかを決めます。
・問い合わせ数を増やしたい
・資料請求数を増やしたい
・コンバージョン率を高めたい
・シェアされたい
・・・など目的を明確にして、それに合ったマンガを制作します。
・・・だそうです。 |
はい。 |
では具体的にマンガマーケティングとは何をすればいいのか?
マンガマーケティング実施の流れ
1.目的明確化
マンガマーケティングを実施する目的を明確にします。
集客、商品購入、問い合わせ、資料請求などのアップ
2.ターゲット分析
ターゲットとなるユーザーを分析します。マンガマーケティングならではの分析項目として
・ユーザーがどのような漫画を読んでいた世代なのか
・どのようなタッチが好まれるか
・商品やサービスに合うタッチはどんなタッチか
・サイトのデザインに合ったタッチはどんなタッチか
・そのタッチの漫画を見てターゲットとなるユーザーはどう思うか
などの分析も行います。
3.マンガ活用の用途を決める
・ホームページ
・ランディングページ
・メール
・チラシ
・小冊子
・バナー広告
など、どこでマンガを活用するかを決めます。
4.マンガでの訴求内容を考える
マンガを活用して何を訴求したいのかを決める
・商品やサービスの魅力を分かりやすく伝えたいのか
・ページを読ませるために興味を持たせたいのか
・商品やサービスのイメージを伝えたいのか
・商品やサービスの使い方
・お客様の声をマンガにして伝えたいのか
・ビフォーアフターをマンガで分かりやすく
などなど
5.マンガ制作
1~4が決まってからマンガ制作に入ります。
6.効果検証
マンガ導入前のデータがある場合、導入後と比べてどう変わったのか効果検証を行います。
7.改善
効果検証を基に、問題がある場合は改善を行います。
このようにマンガマーケティングでは目的を明確にして、その目的達成に最も効果が高いと思われるマンガを制作し、最適な用途で実施します。
僕は作るより読む方が得意なのでこの件には関わらないようにします。 |
大変そうだからってそうやって逃げる。太巻くんの悪いところだよ。 |
実際にマンガマーケティングを実施したらどんな結果が現れたのか?
事例1:ホームページにマンガを設置
マンガでサービスの紹介。
結果:ユーザーが興味を示している部分がサーモグラフィのように赤くなるヒートマップ解析を実施しました。結果、マンガを設置した部分が赤くなりました。つまり漫画が読まれていることが分かりました。
赤い。 |
事例2:ランディングページに漫画を導入
ランディングページに商品を説明する漫画を導入。
結果:滞在時間、直帰率、離脱率が全て改善
滞在時間が伸びている要因はマンガが読まれていることだと考えられます。マンガを読むことで、商品の魅力が伝わり、商品やサービス購入や問い合わせにつながります。
面白そう。 |
読んでもらえるようなタッチ選びも大切な要素だね。 |
マンガの効果を最大化させる方法
どんなに素晴らしい広告であってもその効果が永久に続くわけではありません。必ず効果は落ちていきます。そこで広告の内容を変更したり、新たな出稿先を探したりするわけです。マンガも同じです。内容や使う場所を変えれば、その効果を最大化させることができます。
・WEBサイトに導入する
・チラシに漫画を使って、配布したり、別商品に同梱する
・htmlメールに漫画を掲載して送ってみる
・自社のオウンドメディアに掲載する
・紙媒体の広告に出稿する
より多くの人に対してマンガでメッセージを伝えることが可能です。
あなたならマンガをどんなことに使いますか?
ランディングページに入れて、バナーにも漫画を入れよう。 チラシに入れるのもいいね。 |
誰が作るんですか?やっぱり細井さん? |
不安です。 |