企業マンガを活用するメリットは?効果を出す企業マンガを制作する際の3つのポイントを紹介
一般的なマンガと企業マンガの大きな違いは…
企業マンガは商品・サービスの紹介の場合「企業の商品・サービスの購入」が目的、
会社紹介の場合「採用」「ブランディング」などが目的にあります。
つまり読んでもらって「面白かった!」「良かった!」で終わりではなく、企業にとっての何らかの利益をもたらすことを目的としたマンガが企業マンガになります。
「商品・サービス紹介」の企業マンガ
「商品・サービス紹介」の企業マンガでは、多くの場合、商品やサービスをテキストや写真を使って紹介します。
この場合の問題点は…
「ある程度商品やサービスに興味がある」状態でなければ、読むハードルが高くなるという点です。
つまり抱えている悩みや問題が明確であり(悩みが顕在化されている)、それを解決するための商品やサービスを探している状態であれば、テキストでも読んでもらえる可能性は高くなります。
しかし…
悩みや問題に緊急性がなく、積極的に問題解決の商品やサービスを探していないのであれば、テキストを読んでもらえる可能性は低くなります。
そこで活用できるツールが企業マンガです。
「商品・サービス紹介」における企業マンガのメリット
マンガと文章を比べて下記のようなアンケートをとりました。
下記のマンガと文章を読んでから回答をお願いします。
Q2-1.「4コマ漫画」と「文章」を見てどちらが目に留まりますか?
Q2-2.「4コマ漫画」と「文章」のどちらを読みたいと思いますか?
Q2-3.「4コマ漫画」と「文章」は同じ内容です。どちらが伝わりやすいと思いますか?
この結果からテキストに比べてマンガは、目に留まり、読まれやすい傾向があります。そのため悩みや問題の度合いが低くても、マンガで興味を引き付けて読んでもらうことが可能になります。
絵とストーリーにより、商品やサービス内容が分かりやすく伝わります。それにより商品やサービスを理解してもらうことができるので、潜在的悩みや問題を顕在化させることが可能です。
「会社紹介」の企業マンガ
会社紹介、企業理念、創業物語、業務内容は、商品・サービス紹介よりも読むハードルは上がります。
その理由は、読み手からするとそこに「悩みや問題」がないからです。
では、どのような人が読むのか?
「商品やサービスの購入を検討していて、信頼できる会社か調べようとしている人」
「求人への応募を検討している人」
などが考えられます。
たとえば就職活動をしている学生を例に考えてみましょう。
「業務内容」を読む学生のモチベーションは?
- 応募意欲が高い学生ほど、積極的に読みます。
- 応募意欲が低い学生は、流し読みする程度になるかもしれません。
- 会社を知らない・興味がない・応募意欲がほとんどない学生は、積極的に読もうとしません。
もし、合同会社説明会で、業務内容が記載されているパンフレットを配布していた場合はどうでしょう?
上記の3のような学生の場合、パンフレットは読まれることなくゴミ箱行きかもしれません。
ではもし、パンフレットの代わりに業務内容をマンガ小冊子として配布した場合はどうでしょう?
上記の1の学生はもちろん、マンガであることから2,3の学生にも読んでもらえる可能性が出てきます。
「会社紹介」における企業マンガのメリット
企業マンガ制作のポイント
では、どのようにして企業マンガを制作するのか?
ポイントを3つ紹介します。
1.企業マンガを制作する目的を決める
企業マンガの目的例
・商品購入
・資料請求
・問い合わせ増
・求人への応募増など
2.マンガの活用方法を決める
企業マンガの活用例
- ・WEB
会社HPや商品・サービスサイトやランディングページに - ・小冊子
「展示会・イベント」「会社説明会」「商品に同梱」など多くの人に配布 - ・チラシ
他のチラシよりも目立ち手に取ってもらう - ・DM
捨てられない施策として目に留まり読んでもらう - ・パンフレット
しっかり読まれる会社案内やサービス紹介を
3.マンガで伝えたいことを決める
企業マンガの内容例
- 会社紹介
- 経営理念
- 創業物語
- 事業内容
- 商品・サービス概要
- 強みやメリット
- 開発秘話
- 成功体験
- 使い方など
上記3つのポイントを事前にしっかり決めると企業マンガのシナリオ制作がスムーズに進みます。
また、企業マンガとしての効果も出しやすくなります。
企業マンガを制作する際には、まず目的、活用方法、伝えたいことを明確にしましょう。