【マーケティング記事】コンテンツマーケティングの注意点「情報伝達率」とは

情報伝達率とはある情報を発信した際に 情報がユーザの頭の中に定着する確率。

 「情報伝達率」とは

ある情報を発信した際に
情報がユーザの頭の中に定着する確率。

コンテンツマーケティングにおいて、読者により質の高い情報を提供していくのは当然だと思いますが、その情報の”伝達率”について考えたことはありますでしょうか。
コンテンツマーケティングを始めるにあたっての注意点としては大切な要素になります。

いくら良いコンテンツを作っても、見られなければ意味がない。
いくら見られても、最後まで読んでもらわないと意味がない。
いくら最後まで読まれても、理解されないと意味がない。
いくら理解されても、記憶に残らないと意味がない。

よくよく考えてみるとごく当たり前の話ですが、これを考慮せずにコンテンツを量産しても、ユーザにとって「優良なコンテンツ」とはなりにくく、SEOはもちろん、リード獲得やお問い合わせ数などのコンバージョンにも影響してきます。
情報は伝わっってこそ初めて意味を成すのです。

では情報伝達率とは、いったい何モノなのでしょうか。

情報伝達率を因数分解する。

情報伝達率を因数分解した数式は下記になります。
情報伝達率とは、「見られる率×読了率×理解率×記憶の保持率」である。情報伝達率=見られる率×読了率×理解率×記憶の保持率

まずは見られる(読まれる)かどうか

どんなに良いコンテンツを作っても、まずは見られなければ意味がありません。
KPIとしては「CTR」「PV」「UU」「セッション」を指標にすると良いと思います。

これらの数値が悪い場合の改善方法

<SEOによる自然検索やリスティング広告、メルマガで流入させる場合>

・タイトルやディスクリプションを「検索したユーザの心理になって」調整

リライト、つまりコピーライティングのスキルが活きてくるでしょう。

<ディスプレイ広告やフィード広告の場合>

・「目を引くバナー」に変更

一般的には「3B(Baby,Beauty,Beast)」や「マンガ・イラスト」が目を引きやすいと言われています。
バナーのイラスト有り無しで見られる確率は8.45倍。
見られる率

<まとめ>
タイトルやディスクリプションにしろ、バナーにしろ、ABテストをしながらクリック率を上げていくことが重要です。
SEOで検索の上位表示はもちろん、そこからいかにクリックしてもらうか、リタゲのディスプレイ広告でいかに再度クリックしてもらうか。

とにかくこの「見られる率」が最初の関門になります。

次に、最後まで読まれるかどうか

いくら見られたとしても、最後まで読まれなければ意味がありません。
一般的に「読了率」と言われるこの指標は、「Scroll Depth」「ヒートマップ分析」「セッション動画」で確認すると良いでしょう。これらが難しい場合は「直帰率」や「離脱率」を指標にしても良いと思います。
※現在Microsoft社からヒートマップ分析+セッション動画分析の無料ツールが公開されています。

これらの数値が悪い場合の改善方法
・流入ユーザが欲しがっている情報と記載コンテンツのズレを無くしていく

流入してきたユーザが求めている情報と、そのページに記載されている情報がズレるのはよくあることだと思います。
タイトルだったりディスクリプションで期待できる内容と、コンテンツの中身に乖離がある場合によく起こります。
「◯◯とは」と調べたのに、端的にその答えが見つからず、長文で書かれたコンテンツなど、まさにそうだと思います。
これらは、タイトル、もしくは中身の問題になりますが、中身を変更するのは大変なので通常はタイトルを調整します。
狙ったキーワードとタイトルが一致していて変更したくない場合は、中身の見せ方(構成)を工夫すると良いでしょう。
特に心理学を用いたストーリー構成にしていくことをオススメします。
※中身の見せ方、ストーリー構成の方法は別のページでお伝え予定です。

また、マンガはストーリーがあるので最後まで読まれやすく、読了率が上がる傾向にあります。
マンガの方が読了率が高い

理解されるかどうか

いくら最後まで読んでもらっても、理解されなければ意味がありません。
理解されているかどうかの計測は、クイズやテストで計れます。
ユーザにテストをするのは難しいので、関係者や業者に依頼すると良いでしょう。

この数値が悪い場合の改善方法
・わかりやすい表現技法に変える

表現技法とは、「文章・写真」「動画」「マンガ」が三大表現技法とされています。
文章・写真だけではわかりにくい場合は、「動画」や「マンガ」を使うのも手です。
人は、情報が頭に入ってから理解するまでのスピードが早いと「わかりやすい」と感じるとされています。
わかりやすいとは、「短時間でわかるかどうか」
瞬時に理解される為には「マンガ」や「イラスト」は有効な手段です。
実際にアンケートでも、「マンガの方がわかりやすい」と答えた人の方が11.19倍多い結果となりました。
マンガの方が11.19倍理解されやすい

TPOに合わせて表現技法を選びましょう。
※三大表現技法の違いについては別のページでお伝え予定です。

最後に、記憶に残るかどうか

いくら最後まで読んでもらえて、その場では理解されても、記憶に残らなければ意味がありません。
人は忘却の生き物と言われていて、エビングハウスの忘却曲線によると人は、1日後には67%忘れるとされています。
エビングハウスの忘却曲線

この数値を改善する方法
・記憶に定着しやすい表現技法に変える
・繰り返し伝える

1つのコンセプトの定着を図るには、「繰り返し伝える」ことが一番効果的です。
「反復学習」が良いとされているのも、この忘却曲線を度々100にまで上昇させるからです。
また、心理学では「ザイオンス効果」という心理現象が認められています。
人は接触頻度が高いほど、好きになりやすいという心理現象です。
ただし、同じ事を同じセリフ、同じ表現方法で繰り返し伝えられると人は煙たがります。
そこで、「表現技法を変える」もしくは「ストーリー構成を変える」ことが必要になってきます。

では、1回の接触で一番記憶に定着する表現技法は、三大表現技法のウチどれでしょうか。
答えは、マンガです。
マンガは右脳と左脳を同時に使う表現技法なので記憶に残りやすいという実験結果があります。
マンガは右脳と左脳を使うので記憶に残りやすい

まとめ

・情報伝達率=見られる率×読了率×理解率×記憶の保持率
・見られる率は、文章のみのバナーよりイラスト有りのバナーの方が8.45倍高い
・読了率は、文章のみよりマンガ有りの方が高い傾向にある
・理解率は、文章のみよりマンガの方が11.19倍高い
・記憶の保持率は、文章のみよりマンガ有りの方が高い傾向にある

マンガを使って情報伝達率を高めていきましょう。



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